FC2ブログ
関西を拠点に働く通訳の通訳以外の営みを多く含んだ日々雑感。自分の記録のための日記です。






プロフィール

YJ

Author:YJ
大阪在住の日英会議通訳。
日々雑感を綴ってます。



オンライン英会話

英会話の講師をお探しですか?      NOVAの先生の登録も歓迎中。     こちらのリンクをクリック!↓

   http://www.yasashiieigo.com



カテゴリー



過去ログ



最近の記事



応援クリック♪



最近のコメント



最近のトラックバック



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



リンク



全ての記事を表示する

全ての記事を表示する



「誰だチミは!」
先日テレビを見ていたら、中山功太という吉本の若手の芸人さんが、

「こないだ、外国人のゲストにボクが ”誰だチミは!”
というギャグをかましたら、通訳の人が、アホみたいな顔して、
"Who are you?"と言っていたよ。」

というような内容のことを言っていて、複雑な気持ちに
なりました。

大阪人として、
「ごめんね、そうだよね、やっぱりもう少し工夫して訳すべきだよね。」

という思いがするのが半分、

「文句言う前に、もちょっと訳し甲斐があるような面白いことを言え!

という思いが半分です。

しかし、この笑いというのは、通訳にとっては大変に難題でありまして、
上記の「誰だチミは!」なんていうのは、どう頑張っても、
"Who the heck are you?!"くらいにしかなりません。
「チミ」、という音声的なギャグは通訳不可能です。

ジョーク、というのは、文化的背景に加えて、間やタイミングが全て、
と言っても過言では無いもので、物凄く面白い話も、
そのオチが伝わらなくて、説明すると、ちっとも面白くなくなってしまった、
という経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

それを、訳を通じて、ウケたい、と思うほうが、図々しい!
笑いはそんなに甘いものじゃないぜ、などと思ってしまう
コテコテ大阪人の私です。

しかし、冗談を言う人は後を絶たないわけで、訳しては、
寒い空気を感じる、そんな日々を送っています。

昨日の記事に出てきたY先生は、日本の高度経済成長期に、
アメリカの国務省で、日英の通訳をしていた方です。
先生が、「おおらかだった時代の話」としておっしゃるには、

同時通訳をしていて、アメリカ人がジョークを飛ばします。
説明する時間も無ければ、説明してもウケないに決まっているので、
このように訳出(?)していたそうです。

「えー、ただいま話者が冗談を言っております。後で説明しますので、
ここは取り合えず笑っておいて下さい。」

これを聞いた聴衆は、
「なんていい加減な通訳なんだ」と可笑しくなって大爆笑、
話者のほうは自分がウケたと思って大満足。
Y先生は、後で「君は素晴らしい通訳だ!」と話者に誉められたんだそうです。

出来れば、「武勇伝、武勇伝♪」と踊りながら語ってほしい、そんなエピソードです。

そうは言っても、英語が出来る人が五万といる昨今、
私としては、この秘儀を使う勇気がなかなか出せないでいます。

応援クリック頂ければ嬉しいです。

にほんブログ村 英語ブログへ

スポンサーサイト




[PR] 台湾の中国語通訳なら


この記事に対するコメント

YJさん、こんにちは。
私も中山さんに「もっと面白いこと言わんかい」と感じました (^_^;)
Y先生、素敵な方ですね !
「英語が出来る人が五万といる昨今」でも通訳の方々より出来る人はほとんどいないですが、そうなんですよ。思い出しました。勤めている時、やたらチェックして、どうでもいいミスを見つけては後で言いふらす(ホントに間違った通訳をしていたのかは定かではないです)人がいました。通じてビジネスが問題なく進めばいいじゃん…なんて感じてました (^_^)
Y先生の「おおらかな通訳」はその話者の方がおっしゃったように私も「素晴らしい通訳」だと思いました !
【2006/11/20 10:53】 URL | タロー #-[ 編集]

タローさん
こんばんは。コメント、有難うございます。
そうなんです、とっても人間味溢れる素敵な先生なんです。

おっしゃってるような方、多分おられるんだろうなぁ・・と思いながら仕事はしています。(苦笑)でも、不思議なことに、すごーーく英語が出来る方は、みな一様に我々にやさしいです。
【2006/11/20 18:31】 URL | YJ #/XhSoEu2[ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://englishmaster.blog51.fc2.com/tb.php/149-3cda40c7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)